子供と老人

保育園に入れない待機児童の子供は４万人以上いるようです。

保育所の空きを待っている「待機児童」の人数は、去年１０月の時点で、全国でおよそ４万４０００人で、３年連続で減少したものの、依然として深刻な状況が続いていることが厚生労働省の調査で分かりました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140331/k10013367571000.html

一方、老人ホームに入れない高齢者は５２万人以上です。

特別養護老人ホームへの入所を希望している高齢者は、去年、全国で５２万人余りに上り、５年前よりおよそ１０万人増えたことが、厚生労働省の調査で分かりました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140325/k10013230658000.html

子供の数と高齢者の数の違いや保育園や老人ホームを希望する家族の割合なんてのも考える必要はあるかもしれませんが、待機児童の１０倍以上も待機高齢者がいることは事実です。これだけでも、国が高齢者に偏重して税金を使っているとも限らないことがわかります。

介護の必要などがない健康な高齢者は老人ホームに入る必要もないし、同居したり近所にいる孫の面倒をみたりしてることだってあるかもしれません。子供を祖父母に見てもらえる家庭であれば保育園にあずけなくても大丈夫だったりすることもあるでしょう。だから高齢者の健康状態を改善できれば、待機児童の削減にも少しは効果があったりするかも。