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趣味は無慈悲な夜の女王

はてなブックマークhttp://a-pure-heart.cocolog-nifty.com/2_0/2007/10/post_5eee.html##1の『純粋なココロ 2.0 「人間」とは両想いが可能だけれど、「趣味」には片想いしかできないという決定的な違い』に関して。

「『彼女』は人間だから、愛し返してくれるじゃない?でも『趣味』は自分から愛すことはできても、愛し返してはくれないのよ。非モテ話ではよく『承認欲求』の話が出てくるけど、『承認欲求』を満たしてくれるのは人間だけ。そこが『人間』と『そうじゃないもの』との違いじゃないかなぁ。『承認欲求』が満たされていないから、非モテは『人間』を求めるのよ」

簡単に言えば、「趣味」相手には片想いしかできないけど、「人間」とは両想いになれる可能性があるってこと。それが、「人間」と「そうじゃないもの」との決定的な違いだってこと。「彼女」は「趣味」と違い、向こうの方からこちらの「承認欲求」を満たしてくれる。だから、他の人に認められなくても平気でいられる。

http://a-pure-heart.cocolog-nifty.com/2_0/2007/10/post_5eee.html##1


他者からの承認についてはその通りだけれども、自分で自分を認める自己承認や物による承認というか物理法則による承認というものもあるかもと考えました。たとえばコンピュータプログラムを作った場合に、それが多くの人に使われたり評価を受けるという他者からの承認があります。それよりも前の、まずプログラムが動くかどうかというのはコンピュータによる承認といってもいいのではないでしょうか。
自転車が趣味だとして、パンクを修理する、メンテナンスをして今までよりもスムーズに動くようになった、途中で休んでいた坂が一気に上れるようになった、のようなことは自分のやったことに対する成果なわけです。模型が趣味なら作ったものがうまく動くかどうか、動かないものでもそれがイマイチな出来か会心の作かは人に見せたりする前にまず自分がわかるわけです。TVゲームをクリアするには、自分でコントローラーを握って進める必要があります。そういう点で、他者からの承認はウソかもしれないし、そこまでいかなくても自分もまた承認して欲しいことによるバイアスがかかっていたり、気休めかもしれないけれども、趣味の対象である物はウソもつかなければ妥協もしないしごまかしも無し。プログラムは製作者の思ったとおりに動くのではなく、製作者のかいた通りに動くという言葉もあります。