Log of ROYGB

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はてなブックマークで紹介されていたニュースhttp://www.asahi.com/international/update/1205/TKY200712050108.htmlの『asahi.com:同性愛カップルへの精子提供者に「養育費払え」 英国 - 国際』について。

英国の同性愛の女性カップルが知り合いの男性から精子の提供を受け、人工授精で子供を2人つくった。ところが、その後カップルが「離婚」。「父親」として子供の養育費を払わなければならなくなった男性が、「父親とみなさないで」と訴訟を起こそうとしている。

 3日付のイブニング・スタンダード紙などによると、精子を提供したのはロンドンに住む消防士(37)。5年前にカップルから頼まれたときは、育児やその費用には責任を持たなくていいと言われた。ところが、カップルが別れて養育費問題が浮上すると、雇用・年金省から「あなたが父親だから」と月約450ポンド(約10万円)を出すよう求められたという。

http://www.asahi.com/international/update/1205/TKY200712050108.html

遺伝的な父親であることは間違いないようですが、法的な父親としての責任を求めるかどうかは微妙なところだと思います。記事によれば、“不妊治療などのために認可された病院を通して匿名で精子が提供された場合は、提供者を父親とはみなさない”そうです。そうしていればこんな問題は起きなかったように思いますが、同性愛カップルがそういった病院から精子の提供を受けられるかどうかという問題があります。しかし、人工授精で子供をつくったとあるので、病院は利用したかもしれません。もしかしたら自分たちで人工授精を行ったかも。体外受精でなければ、原理的にはそんなに難しくもなさそうです。(追記:素人用の道具一式も販売されているようです。)
もし自然な方法で精子を提供したのであれば、多少の責任もあるのではと思うのですが…。

前に、死んだ夫の精子をつかって妊娠した場合は法律上は夫の子だと認められないというニュースを読んだことがありますが、どこの国のことだったかは覚えてません。


(追記)少し検索してみつけたものを追加しておきます。
http://tateiwa.kir.jp/d/r01004.htm 人工授精 artificial insemination
http://122.200.201.84/column/yuri_aono/20020706.html #064 夫の死後に妊娠 mammo.tv
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E5%BE%8C%E6%87%90%E8%83%8E%E5%AD%90 死後懐胎子 - Wikipedia


(2008年6月2日追記)
引用した記事が消えていましたが、別の場所に同じと思われるものが見つかったので追記します。
http://www.asahi.com/health/news/TKY200712050108.html asahi.com:同性愛カップルへの精子提供者に「養育費払え」 英国 - 健康