Log of ROYGB

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トリアージ

http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/127の『ドラマ「小児救命」 - レジデント初期研修用資料』では、ドラマの「小児救命」について批判的に論評しています。

「子供の命を守りたい」一心で、勤務していた総合病院を辞めて、 24時間営業の無床クリニックを始めた医師のお話。救急の現場にとっては、悪魔のような主人公。

たぶんこのドラマには実在のモデルがあって、どこかで今でも開業しているはず。ドラマと同じく、「子供の命を守りたい」とか、そんな理由で開業医になって、24時間外来を開いて、調子の悪そうな子供は近隣施設に振る。

http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/127


ドラマにあるような病院が無かったとしたら、紹介されてくる患者はいなくなるとしても、その代わりに直接他の病院に来るんじゃないかと思いました。だから無床で入院が出来ない病院でも、そこで何とかなる患者がスクリーニングされる分だけは周囲へまわる患者は減るのではと。これはまあ、患者の数が一定としての話です。24時間営業の病院によって、深夜の需要が開拓された結果として患者が増える可能性もあります。
少し違いますが、似たような意見がコメント欄にもありました。医師会が一次救急を引き受けるというのは、救急を開業医で見るということで、それは24時間外来をするということなのだろうと思います。もし実際にやるとしたら輪番制とかになるのかもしれませんが。

カテ開業も良いですけど、、、、医師会が「小児救急医が足りません、、、」というコマーシャルを頻繁に流すので、そのたびイライラしています。 医師会が一次救急をすべて受けてくれたら、病院の小児科医は仕事がらくになり、小児科医のなり手も増えるでしょう。
小児救急、多分、とてもレアな症例を取り上げて、、視聴率を稼ぎたいのでしょう、医師会の取り組みにまで踏み込んで欲しい物で。このブログを見たプロデューサーに期待します。。。

http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/127#comment-845