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原子力と太陽光発電

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20081024/p1の「自然エネルギー補助金(税金の無駄遣い)エネルギー - HALTANの日記」に対するブックマークコメントで、太陽光発電原子力発電への批判が似ているということを書いたのですが、他にも共通点があるかなと思いました。


太陽エネルギーというのが核融合という原子力によって作られているというのも興味深いのですが、それはまた別の話。原子力発電も太陽光発電も、需要に応じた安定供給という面では難があるという共通点です。
太陽光発電は、いってみればお天気しだいだし夜は使えないのはあたりまえです。原子力発電の場合は、これとは逆で同じレベルでしか発電できないという特徴があります。理論的には勿論、技術的には原子炉の出力を制御することは可能です。しかし、運用上はほとんど定常運転になっているようです。
だから夜中などの電気の使用量が少ないときには、電気が余ってしまいます。その余った電気を揚水発電所で使って発電に使う水をくみ上げたもしています。揚水発電は、現在のところある程度大きな規模で電気を貯める唯一の方法です。
揚水発電は、原子力発電とセットで考えられることも多く、反対運動なんかもあったようです。


この電気を貯める機能を持つ揚水発電は、太陽光発電などの不安定な自然エネルギーを使った発電を補完する為にも使えます。条件の良いときに余分に発電した分を揚水発電所にまわして、足りなくなったときに使うことができるからです。
原子力発電と太陽光発電、そのどちらにも補完するものとして有用なのが、揚水発電所です。


参考リンク
wikipedia:揚水発電