http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101221-00000005-pseven-sociの「冬場のお風呂は追いだきよりも入れ直しのほうがおトク （NEWS ポストセブン） - Yahoo!ニュース」に関して。
「お風呂の追いだきは熱効率がよくなく、200リットルの浴槽で1℃温度を上げるのに約3.2円（東京ガス調べ）。お風呂のある場所やバスタブの種類にもよりますが、冬はお湯が冷えるので15度近くまで下がったとして、40度にするには3.2円×（40−15）＝80円かかります」
一方、追いだきではなく入れ直すなら、200リットルの浴槽にお湯を張るには1回約65円（東京ガス調べ）。その日に使ったお湯を捨てずに翌日再利用する昔ながらの節約法も冬場は再考を。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101221-00000005-pseven-soci
入れなおす場合の水道代は考慮されているのか気になり、はてなブックマークのコメントで水道代のことを書いたら、入れ直しの場合の水道代は考慮されているという指摘があり、以下のアドレスも紹介されました。
お風呂一回分約２００リットルでは、上下水道代が約４５円となります。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q117958546
それにプラスしてガス代が加算されます。この場合のガス代は熱効率が良いので、
ざっと追い炊きの１／４とくらいで済みます。約２０円くらいでしょか。
上下水道代＋ガス代で、合計約６５円となります。
給湯の場合の費用が、追い焚きの４分の１というのは差がありすぎのような気がしました。これを信じると、給湯の効率が１００％としても追い焚きの風呂釜の効率は２５％となってあまりにも低すぎるからです。
検索して調べたところ、給湯器の効率は８０％で風呂釜は７０％というデータを見つけました。
給湯器と風呂釜では同じようにガスを使ってお湯を沸かすのですが、熱効率は給湯器の方が上です。熱効率とはガスエネルギーをどれだけ無駄なくお湯を沸かすのに利用できたかということを示した数値です。この数値が高いほど少ないガスでお湯を沸かすことができます。給湯器だとこの数値は80％、風呂釜だと70％ほどです。ですから給湯器の方が熱効率が高いのでガス代は安くてすみます。
http://www.seikatu-cb.com/kounetu/ofurof.html
これだと４分の１ではなく、８分の７にしかなりません。沸かしなおしが８０円だったとして、入れなおしのガス代は７０円ということです。
東京ガスのデータも見つけました。http://www.tokyo-gas.co.jp/ultraene/enest13.htmlの「東京ガス ： エコハピ ウルトラ省エネBOOK ／ できることから始める ／ バスルーム編」によれば。
２００リットルの浴槽の水を４０℃に沸かした場合のガス代は、
給湯式：６８．１円
風呂釜式：７９．０円
でした。
これは上の効率から計算した７０円と８０円と、だいたい一致します。
（追記 ２０１４年２月１０日）
東京ガスの紹介していたページが消えてしまったので、新しいページを紹介します。値段も変わっていますが、給湯が安いのは変わっていません。。
「東京ガス ： ウルトラ省エネブック ／ バスルーム編 ／ 基本メニュー」http://www.tokyo-gas.co.jp/ultraene/bathroom_kihon.html#contents_01
給湯式：７９．０円
風呂釜式：９１．７円
（追記ここまで。）
これらのことから考えると、最初の記事の入れ直した場合の費用６５円には水道代は含まれていないと考えるのが妥当だと思います。
関連する記事
http://chalow.net/2010-12-21-2.html 「[を] 冬のお風呂は追いだきするよりも入れ直した方が安い！？」
http://nplll.com/mutter/archives/2010/12/post_2765.php 「冬場は追い炊きよりも入れ直した方が節約になる？（訂正版） - nplll Mutter」
