Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

叙述トリック

http://deztec.jp/design/06/06/28_education.htmlの『「やさしくしてあげる」とは具体的にどうすることなのか 』と、そのリンク先http://kiranoyomikikase.blog66.fc2.com/blog-entry-10.htmlの『「死の重み」をどうやって子供に教えたらいいのでしょう』を読んで思い出した小説について。リンク先の内容とはあまり関連していません。作者は、たしか星新一だったと思います。


主人公は、小学生位の男の子。ほとんどは、彼のモノローグで話が進みます。前半の内容は彼の大好きな「おかあさん」について書かれています。
しかし「おかあさん」は事故で死んでしまいます。男の子は、「おかあさん」が死んでしまったことを悲しんで、仇をとろうと決意します。
事故を起こしたのは、男の子の友達の父親でした。どうやって殺したのか、はっきりと覚えていないのですが、たしか毒殺だったと思います。
その殺人の結果、事件になったかどうかはわからないのですが、男の子が平穏に生活していることから少なくとも彼が犯人だったとはわからなかったようです。


この話は叙述トリックによって書かれていたのですが、それは最後に出てくる男の子の母親のセリフでわかります。