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数字表記

桁数の多い数字を見やすくするために3桁ごとに「,」を打つ表記方があって、これは英語などが3桁を区切りとして新しい単語を使う言語体系だからで、日本の場合はこれが4桁になっています。そのため4桁ごとに区切った方がわかりやすいという意見はよくみかけます。最近ではhttp://satoshi.blogs.com/life/2007/01/post_10.htmlの「Life is beautiful 素直な疑問数字には四桁ごとにテンを打った方が日本人には読みやすくないか」で書かれたのを発端としてあちこちで書かれたようです。

しかし、桁数が多くなると区切りを入れてもわかりにくい場合があります。例えば1,000,000,000,000,000,000,000,000などはどうでしょう。これを1.00×10^24と表記すると桁数もわかりやすいのではないでしょうか。この表記のメリットとしては有効数字が明らかにできるというものもあります。1,000の場合は、約1,000なのか1の位まで確かな数なのかといった点が判断できません。1.0×10^3ならば有効数字は2桁で100の位までが有効とわかります。

別の表記として、kmやkgのようにSI接頭辞を使う方法も考えられます。1,000円と書く代わりに1k円とするわけです。これはごく一部では使われて、アマチュア無線雑誌などで見られます。この表記法だと読み方もキロやメガのようになるので、日本語の万や億といった単位は使われなくなりそうです。これは3桁ごとに,を打つどころではない日本語の否定とも考えられますが、すでにキログラムやキロメートルといったメートル法による単位を使うことは一般的です。
アラビア数字がたいていの言語に共通で使えるように、数の単位についてもSIを基準にした共通のものにできれば便利になるような気もします。