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内申書と通知表

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50901872.htmlの「404 Blog Not Foundオレの内申点ってどこいったんだろうなあ」に関して。

5段階評価の通知表の評価から、どの教科もまんべんなく1づつ引かれていたのだ。どうせなら全部1にすればいいのに、さすがの学校側もそこまでずうずうしくはなれなかったようだ。

どうやら、ここで私から1づつ引かれた評価点は、別の誰かに行ったようだ。今はどうだかわからないが、当時は内申点というのは相対評価で、学校が持っている「総内申点」数は一定だったと聞いている。だから、私から引かれていた点は、確実に別の誰かに配分されたというわけだ。それで「一つ上」の高校に言った奴もいるのだろう。それが誰なのかは知らないが。

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50901872.html


これは通知表と内申書の評価に差があったというのは事実だとして、基準をどちらにとるかで判断も変わるかなと思いました。リンク先での判断は内申書の評価が通知表から1づつ引かれていたというものです。これを内申書を基準にして、通知表は1づつ足されていたと考えることもできます。


内申書の評価が相対評価だということをもう少し具体的に説明すると、5段階評価で5が何パーセント、4が何パーセントという割合が決まっているということです。だからある生徒の人数で、各評価の人数も決まってしまうということです。


また、通知表も同じように各評価の割合が決められている評価方法をとっていたようです。しかし、それは必ずしも厳密に守らなければいけないわけではなく、ある程度は教師の裁量で増減できたようです。3年の2学期の成績は内申書の評価となるので、その場合は厳密に決められた割合になるように評価を行うというのを聞いたことがあります。だから、1学期と同じくらい出来ていたとしても評価が下がることがあるという説明でした。
内申書の評価は生徒には知らせないわけですが、二学期の通知表によって間接的に知ることができるというわけです。間接的にでも内申書の評価を知ることができなければ、入学試験の成績と合わせてある程度合否の予想もできないからです。入試の評価については、例えば都立高校ならば新聞などで回答や配点を知ることで自己採点が出来ました。
私立の場合は内申書の評価は関係なく、試験の成績のみで決まったように記憶しています。だから、海外の学校でなくても私立に行く予定の生徒の内申書の評価を低くして、公立校に行く予定の生徒の評価を高くしたなんてこともあったのかもしれません。もしくは、内申書の評価を知る必要が無い生徒に対しては通知表の評価を同じにする必要もないとして、通知表に良い評価をサービスした可能性だってあるのかもしれません。