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火災の原因はすべて禁止すべきか

はてなブックマークで紹介されていたhttp://www.asahi.com/national/update/0122/TKY200801220442.htmlのニュース「asahi.com:酸素吸入中、喫煙で火災 10年で患者9人死亡 - 社会」に関して。

 肺が悪いため自宅で酸素吸入をしている患者が、火事で亡くなる事例が各地で相次いでいる。多くはたばこが火元で、昨年は長野市福島県郡山市で死者が出た。重傷者を出した火災も起きているが、国や業界は、限られた事例しか把握していない。全国13万人の在宅酸素療法の利用者の中には、認知症などで危険への認識の薄い高齢者もおり、業界団体はようやく対策の強化に乗り出す。

http://www.asahi.com/national/update/0122/TKY200801220442.html


酸素吸入をしていない場合でも、タバコを原因とする火災は起こるしそれで死ぬ人も出るわけで、発生する割合を調査しないと酸素吸入による影響というのはわからないように思います。10年に9人だったら、1年当たり1人も死んでいないという見方もできます。自宅で酸素吸入をする喫煙者の母数がわからないと何ともいえないわけですが。
比較する場合も、酸素吸入をしている人に認知症などで危険への認識の薄い高齢者がいるのならば、酸素吸入をしていない認知症などで危険への認識の薄い高齢者とも比べなければ正確なことはわかりません。当然ながら喫煙者である必要もあります。非喫煙者との比較だと、タバコの影響も含まれるからです。


タバコを吸わなければタバコを原因とする火災は起こらないのですが、だからといってタバコを吸わないようにすればいいと簡単に言えるものでもないでしょう。例えば、パソコンを原因とする火災が起こったからといってパソコンを使わないようにすればいいのでしょうか。その他、火災にならない場合でもパソコンが身体の害になる一例としては「VDT症候群」というのをあげておきましょう。
ただまあ、自分の隣に住んでいる人は酸素吸入している喫煙者でなければいいと思う気持ちは無いとはいえません。あと、放熱の不完全なパソコンに電源を入れっぱなしにしてる…。