http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20090224/1235479883の「募金箱を置いて街に出よう - Danas je lep dan.」で街頭募金の効率のようなものについて書かれています。これはそれほど特殊な考えというわけでもなく、似たような意見を読むこともあるし自分で考えたこともあります。
ブックマークコメントにも書いたのですが、街頭募金以外にも同じような考え方を適用することは可能です。コンビニエンスストアのレジ横にある募金箱は、その場所に商品や広告を配置した場合の利益と競合します。つまり募金箱の代わりに広告を提示して、その利益が募金箱で集まる額よりも多ければ、募金箱でなく広告にして利益を寄付したほうが効率的とかいう考え方です。
ＴＶなどで募金の広告のような物がありますが、これもそれにかかる費用もしくは代わりのＣＭによって得られる利益と、募金の広告によって得られる金額を比べてどうだろうかと考えることもできます。
自分の気持ちをお金にしたらどのくらいだろうかと考えることもできます。１００円募金したら、募金の対象に対する気持ちが１００円という方法です。これは寄付を募っていない場合でも可能で、自分が共感した何かに対してお金を払うとしたら幾らだろうと考えればいいだけです。この金額換算したものを使えば、複数の気持ちを比べることもできます。たとえば少子化問題と雇用問題のどちらが重要かというのを決めるのは難しいですが、自分がそれぞれの問題に対して幾らなら負担できるかというのを考えて少子化になら１０００円で雇用問題になら５００円とか金額が出れば金額同士を比べることはできます。
また、１円も払う気持ちがおきない問題の場合は、少なくとも金銭的には価値が無いと自分が考えていることがわかります。
