Log of ROYGB

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ぴきひきびき

「ぴきひきびきのうた」というのがピタゴラスイッチ*1でやっていて、
1ぴき
2ひき
3びき
4ひき
のように数えるときに濁点や半濁点がついて変わる現象について歌われています。


ぴきとひき、びきと数の組み合わせがどうなっているかというと、
ぴき 1、6、8、10
ひき 2、4、5、7、9
びき 3
という具合です。


「ぴき」になる場合の規則性は用意にみてとることができます。
いっぴき
ろっぴき
はっぴき
じゅっぴき
のように、ちいさい「つ」によって表される促音の次に来る場合に「ぴき」になっています。
8を「はち」と読んだ場合には「はちひき」となることも促音でなければぴきにならないという面から規則性を裏付けているかもしれません。


「ひき」の場合には特に規則性はなさそうで、おそらく「ひき」が基本であるだろうことは匹単独の読みからも推測できます。


問題は「びき」についてです。まずサンプルがさんびきのひとつだけなこと。
そして、
さんびき
だから撥音の「ん」の次だと「びき」になるのだろうかと仮説をたて、これは何匹が「なんびき」と読むことからもよさそうにおもえるのですが、
よんひき
という反例が登場します。


このぴきひきびきと同様な問題は、1本2本3本のぽんほんぼんや、1杯2杯3杯のぱいはいばいなどにもみてとれます。
1分2分3分だとぷんとふんだけで、ぶんは使われない。3ふんは「さんぷん」もしくは「さんふん」か。

*1:NKHのTV番組。