Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

労働力としての生活保護者

生活保護者の労働力としての可能性について考えてみました。
学生アルバイトや主婦のパートなどは他の仕事に比べると賃金が低いのですが、これは他に主たる生計の支え手がいるという学生や主婦の優位性が理由のひとつです。年金など他に収入のある高齢者なども同様です。低い賃金でも受け入れられるということは、他の競争相手よりも有利な点です。自分自身で生計を支えなければいけない人の場合は、最低限必要な金額以下ではたらくことができません。


生活保護者も、生活の心配がない点では低い賃金でも働けるという優位性を持っていると考えられます。収入が増えれば生活保護が受けられなくなりますが、そうならない範囲で生活保護を受けながら働くことも可能です。収入額に応じて生活保護の支給額は減らされますが、合計額は収入があったほうが少し増えます。
雇う側の視点で考えると、賃金が低く抑えられるのならば生活保護者を選んで雇用するメリットもあります。とはいっても、生活保護を受けているということは仕事ができない何らかの理由があるはずで、これが雇用するデメリットとして考えられます。フルタイムでは働けないけれど、短時間なら大丈夫という人を選ぶなどすればなんとかなるかも。