大きな数と奇数偶数

去年１年間に日本で生産されたリンゴの数は奇数でしょうか偶数でしょうか。

という問題には正解はありません。理論的には日本で生産されたリンゴは１個、２個と数えられる自然数であるはずだし、自然数ならばどれほど大きな数であっても奇数または偶数のどちらかであるはずです。だから、去年１年間に日本で生産されたリンゴの数も奇数であるか偶数であるかのどちらであるにしろ、どちらかである。偶数だったら奇数ではないし、奇数だったら偶数ではないわけですが、では偶数と奇数のどちらかというと、それはわからないわけです。

リンゴの生産量のような大きな数を扱うには１個、２個という場合とは違う考え方をする必要があるような気がします。もしくは１万個を１つのようにして１万個、２万個と数えて、１万よりも小さな数は無視するか小数点以下の数のように扱うとか。