Log of ROYGB

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小説のような現実

はてなブックマーク注目の記事で紹介されていたhttp://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070118/117178/?P=1の「農業よりもホームレスが儲かる中国のいびつな現実 (世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」):NBonline(日経ビジネス オンライン)」に関して。

 交差点で信号待ちする運転手に金をせびるのを専門とする乞食でも、毎日50〜80元の稼ぎがあり、1カ月では1500〜2000元(約2.3万〜3万円)以上になるので、1年では1万8000〜2万8800元(約27万〜43万円)となる。食費などの雑費を差し引いても、毎年の帰郷時には平均して2万0000元(約30万円)以上は問題なく持ち帰れるという。彼らにしてみれば、乞食稼業の方が、故郷で農業をやっているより、肉体的にも楽だし、収入も良い。

真面目に働くよりも、乞食をした方が収入が良いというのはなんかすごいと思いました。しかし、まるで小説のような話です。シャーロック・ホームズシリーズの中に、借金を返済するのに乞食をやった男のエピソードが出てくるものがありました。「銀河鉄道999」の中で、住人すべてが乞食の星というのがあったのも思い出しました。

最近の日本では「乞食」という言葉をあまり使わないで、「ホームレス」という呼び方をしますが、この二つは必ずしも同じ意味でもなさそうです。乞食の場合は空き缶などの入れ物の横に坐っていて金銭を乞うイメージがあります。最近はそういう意味での乞食を見かけることが無いのですが、まったくいないというわけでも無いようです。
http://ha4.seikyou.ne.jp/home/Taro.Tezuka/public_html/archive/kojikibaachan.htmlにある「追跡! 乞食のおばあちゃんは金持ちか?」では現在の日本にも存在する乞食の正体に迫っています。