映画のような事実

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070119i112.htm?from=main1の「婦女暴行未遂で服役男性は無実、公判中の男逮捕…富山」に関して。

富山県警は１９日、氷見署が２００２年に婦女暴行未遂容疑で逮捕し、余罪の婦女暴行罪と併せて懲役３年の実刑判決を受けて服役した当時、同県氷見市のタクシー運転手だった３４歳の男性について、誤認逮捕だったと発表した。

なんか映画みたいだと思いました。「ダブル・ジョパディー」という映画で、ＴＶガイドの解説によると、夫殺しの罪で服役した妻が、生きていた夫の行方を追うというものです。東京近郊では２月９日の深夜にテレビ朝日で放映予定です。題名は同一の犯罪で再び裁かれることは無いという意味のようです。アガサ・クリスティの「検察側の証人」でも、２度裁かれることは無いという法律を利用していました。
草上仁の「明日にのばすな」という短編には「事前服役制度」という架空の法律が出てきます。これは自分が犯す予定の犯罪の刑をあらかじめ受けておくことで、犯罪を行った後には刑罰を受ける必要がなく、いうなれば犯罪を犯す権利を手に入れるというものです。「時間不動産」に収録されています。
リンク先のニュースは、単に無実の罪で服役した男性の話なのですが、すでに刑を終えて出所した男性の所在は明らかでないそうなので変な想像をしてしまいました。

（２１日追記）不謹慎ついでにアメリカンジョークへのリンクも追加します。ＣＩＡとＦＢＩそれからもう一つはシカゴ警察だったりロサンゼルス市警だったりします。富山県警バージョンなんてのもあり得るでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/TERRAZI/20040508/p4「TERRAZINE - 『米国警察事情？』」
http://k.excite.co.jp/hp/u/toushowboy/?pid=001103&yid=&SSL=「一番すごいのは」