Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

ありがとう

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50906388.htmlの『404 Blog Not FoundThank you = 「すみません」』を読んで思ったこと。
必ずしも、直訳した意味が同じであっても同じであるとは限らないという言葉の例として"Hallo"が浮かびました。英語で電話するときには必ずといってもいいくらい"Hallo"といいますが、日本語での場合に「こんにちは」とは言わないからです。電話に限った場合は"Hallo"=「もしもし」となるでしょう。ちなみに「もしもし」は「申し申し」からきているようです。
それ以外では、何かを手渡すときに日本語だと何も言わないことが多いけど、英語では"Here it is."とか"Here you are."などと言うかな。
"Thank you"については、何かを断る場合にも"No, thank you."と言うのが不思議な感じです。日本語だと「いりません」や「結構です」には"No"の意味しかありません。少し丁寧に「気持ちだけいただいておきます。」や「お気持ちはありがたいが結構です。」のようにすると"Thank you"の意味も含まれてきそうです。
コーヒーのお代わりなどで貰う場合は"Yes, please"と"please"を付けます。この辺も、"Thank you"と同じように英語に不慣れな日本人には意識しないと少し難しい気がします。ただ、逆の場合つまり日本語を話す外国人が「○○して下さい。」ではなく「○○しなさい。」と言ったとしたら少しはムッとするのと同じように"Thank you"や"please"がないと失礼になるのでしょう。


「いただきます」や「ご馳走様」といった言葉は、英語ではあまり言わないような気がします。食前のお祈りなどはあっても「いただきます」に相当する言葉は無さそうです。こういった習慣や文化の差を理解すると、言語の理解も進むのではと思います。


ドタンバのマナー (新潮文庫)

ドタンバのマナー (新潮文庫)