Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

X for Xmas

クリスマスをX’masと表記するのは、和製英語のようだというのを1年前に書いて、2年前にも書いたんですが、かならずしもそうでもないみたいです。現在の英語圏でX’masという表記を使わないというのはその通りのようですが、過去には使った時期もあったからです。

英語のChristmasの略記として、19世紀の英語圏では「Χ」にアポストロフィを付けてX'masとしたり、「Christ」の末字"t"を「Χ」に上付き添字したXtmasとする表記が多用されていた。[要出典] 現在の英語圏ではXmas、あるいは、X-masと綴る。また、フランスでは、X'Masと表記する例も散見される。非キリスト教圏である日本・台湾・東南アジアではX'masとの略記も見られるが、現代の欧米では使われておらず、19世紀の英語圏の表記を借りているとも考えにくいため、Engrishアジア諸国の言語における奇妙な英語)の典型であり 誤用である。 これらの略記における「X」は、ローマ字の「X(エックス)」と同じ形であるギリシャ文字の「Χ(カイ)」に由来する。すなわち、英語の「Christ」を、ギリシャ語原表記「Χριστος」の頭文字「Χ(カイ)」を以って表したものである。略記であるため、正式な場では避けられる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9


はてなキーワードにもX’masというのがあって、19世紀の英語圏で使用されていたことについて書かれていました。
しかし、和英辞典などにはX’masは間違いと書いてあることが多いので、それを信じるならば少なくとも現在の英語としては間違いということかも。
しかしそうすると困ったこともあります。Xmasのmasは、ミサつまり英語だとmassのことなのですが、sが1個足りません。これはmassの古語がmasという理由のようです。だから現在の言葉とするならばXmasでなくXmassとすべきではないかといった理屈も考えることができます。

Christmas". The "-mas" part came from the Latin-derived Old English word for "mass".

http://en.wikipedia.org/wiki/Xmas

以前に書いたもの
クリスマスに関して
XはクリスマスのX