Log of ROYGB

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3状態の電球

3つの状態が可能な電球というのもあるのかなということを、「なぜコンピューターは2進法で、人間はそうでないのか - 悪魔の妄想(http://d.hatena.ne.jp/rikunora/20081228/p1)」を読んで考えました。


点灯と消灯の2状態から3状態にする方法として、点灯を2つに分けるというのがあります。
点灯Aと点灯B、そして消灯の3状態です。点灯Aと点灯Bには何らかの違いが必要です。明るさの強弱なんかがわかりやすい方法でしょうか。点灯の色を変えることが可能な電球があれば、それも使えるでしょう。*1

状態を増やすという方法で、1つの素子でより多くの情報を表すことが可能になります。コンピュータ用の素子でも、多値メモリなどは通常の2状態よりも多くの状態を使うことで記憶容量を増やしています。


三状態の電球を実現する別のやり方もあります。以下に引用する問題を解くには、それを思いつく必要があります。

1:スイッチと電球

ある部屋に3つのスイッチがあります。その隣の部屋には、3つの電球があります。各々のスイッチは一つの電球につながっています。初め、全てのスイッチはオフでした。部屋同士はつながっておらず、一つの部屋から隣の部屋を見ることは出来ません。また、誰かの助けを借りる事も出来ません。

あなたは初めスイッチのある部屋にいて、一回だけしか電球のある部屋に入ることができません。どうしたら、どのスイッチがどの電球につながっているか、分かるでしょうか?

http://d.hatena.ne.jp/gould2007/20080227#1204129258


この場合は、消灯を2つに分けることで3状態を実現したと考えることもできるでしょう。



以前に書いたもの
e進数
ユニット
3進コンピュータ

*1:2色発光が出来るLEDなどは存在します。2色同時発光も可能ならば、3種類の点灯状態が実現できます。