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99%の否定

99%の確率でAである。の否定を
99%の確率でAでない。とすると誤解を招くので、
99%より小さい確率でAである。とすればいいかも。


99%の確率でAであるという仮定が成り立たないのはAである確率が99%よりも小さい場合です。たとえば95%の確率でAである場合は、99%の確率でAであるとは言えません。
99%の確率でAではないという文は、Aでない確率が99%であるように理解されることが多いと推測されます。99%の確率で非Aであるということです。それと区別するために「99%の確率でA」ではない、のようにして“99%の確率でA”をひとまとまりにする方法もありますが一般的な言葉の使い方からはすこし離れてしまう気がします。
99%より小さい確率でAである、とすれば必ずしもAでないわけではなく97%の確率でAの場合も含まれるのだということが伝わりやすくなるのではないでしょうか。


確率がない場合はどうしたらいいでしょうか。ある程度高い確率でAであるという場合に、「Aである」とすることはそれほど変ではありません。しかし、Aだと断定できる程ではない場合に「Aでない」とするのは誤解をまねくというか間違いであると言ってしまってもいいくらいです。
「はっきりAであるとまでは言えない」あたりならば、Aだと断定できない場合を表すのに使っても大丈夫そうです。
「Aであるとは限らない」も使えそうです。