Log of ROYGB

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ドラゴンボールとタイムマシンとパラレルワールド

今日放送されたドラゴンボールでタイムマシンの修理が終わってトランクスが未来に帰るのですが、そこに悟空とベジータも同乗します。そして無事に未来への帰還はできたのですが、ここで不思議なことがあります。
それは、なぜ悟空やべジータにとっての未来ではなくトランクスの未来に来たのかということです。


ドラゴンボールの話の中ではタイムマシンで過去を変えても、自分のいる世界は変わらずに別の世界に分岐することになっています。なので未来から来たトランクスが病気で死ぬはずの悟空に薬をわたしたことで新しい世界が分岐しました。この分岐した世界がアニメ本編での世界で、トランクスが戻った未来の世界ではあいかわらず悟空は死んでいます。
未来のトランクスの世界以外に、さらに未来のセルがやってきた世界もあります。

作中では
1.本編の世界
2.本編に登場した未来トランクスの世界(本編の世界から戻ってきたトランクスが、人造人間とセルを倒す世界)
3.本編に登場したセルの世界(セルがトランクスを殺してタイムマシンを奪い、本編の世界に向かう世界)
の三つの世界が示されている。

ドラゴンボールの世界における年表 - Wikipedia


それぞれ世界1、世界2、世界3とすると、今回の話では世界1の悟空とべジータ、そして世界2のトランクスが世界1の現在からタイムマシンに乗って未来に行ったら世界2だったということになります。
もしトランクスが乗らずに、悟空とベジータだけでタイムマシンで未来に行ったら世界1の未来に行くと考えるのが妥当でしょうが、それならば今回の話で世界2の未来に行ったのが不思議です。世界1の2人と世界2の1人が乗ったタイムマシンが、世界2に行く理屈がちょっと思いつきません。
タイムマシン自体も世界2のマシンは破壊されてしまい、世界3のセルが乗ってきたマシンを使っています。なのでタイムマシンが所属する世界に戻るというのでもなさそうです。


そもそもの話として、世界2の未来トランクスが過去に戻っても世界が変わらないのならば、悟空の生きている世界1にやってくるのも不思議です。一番最初に来たときは世界が分岐する前だったので問題ないのですが、悟空を助けて世界が分岐した後も分岐した世界1にやってきたのはどうしてなんでしょう。
これはトランクスが世界の分岐にかかわったことで世界1と世界2に関連ができたからか、それとも世界1の過去から世界2の未来に帰還するときに一度タイムマシンが通ったことで時空に通り道のようなものができたと考えればいいのでしょうか。
時空の通り道説を使えば、最初のトランクスと悟空とベジータの3人が乗ったタイムマシンがトランクスの世界2に行った説明もできなくもないかも。つまり世界2の未来と世界1の現在はトランクスがタイムマシンでやってきたことで通り道的なものが出来ているので、世界1から未来に行っても世界2につながってしまう。
そういえばブラックもタイムマシンの軌跡みたいなのを追ってきたみたいだし、これで一応の説明はつくかも。


この先の話がどうなるかはわかりませんが、悟空という少年マンガの主人公がやってみた未来トランクスの世界は、これまでのような人は死ぬし生き返らないハードな世界から、死んだ人が生き返ったり敵がいつの間にか味方になる世界に変わっていくかもしれません。