Log of ROYGB

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映画「LOOPER/ルーパー」の設定について

ゴールデンウィーク中にアマゾンプライムで「LOOPER/ルーパー」という映画をみました。タイムトラベルが出てくるSFですが、設定の詰めが甘いかなと感じました。
しかし、しばらく考えたらそれなりに整合する説明もできそうなので、忘れないうちに書いておきます。

まず、この世界でのタイムトラベルでは過去に戻って世界を改変することが可能で、世界は複数ではなく1つだけです。これは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ドラえもん」、「未来からのホットライン」と同じ世界観です。
それ以外だと、タイムトレベルでも改変不可能なのが「ターミネーター*1や「夏への扉」、そして改変可能で世界が複数になるのが「ドラゴンボール」の世界観です。

映画ルーパーは、主人公のジョーと未来から来たオールド・ジョーが同時に存在したりとかなりややこしく、一見すると因果関係が破綻しているようにも思えます。それを無理やり整合性を持たせてみようと考えたのが以下の流れです。

  1. 未来でレインメーカーがすべてのループを閉じるために、オールド・ジョーを過去に送って殺そうとする。
  2. 過去に送られたオールド・ジョーが逃げ出して、レインメーカーになる前の子供を殺そうとする。

この1と2を何度も繰り返していたとすると、いちおう整合性はとれます。映画の最後でジョーが幻視した世界での話です。ジョーとレインメーカーはお互いを殺そうとして、何度も同じことを繰り返している。

映画ではこのどちらが始まりかもわからない復讐の連鎖が、ジョーの行動で断ち切られる。みたいに解釈するといちおうの整合性はとれて、しっくりするかなあと

 

 

 

*1:シリーズではなく1作目限定。