Log of ROYGB

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毛の生えた

昨日書いたものに関連してhttp://d.hatena.ne.jp/gomi-box/20071109/1194613291の「理系の女の子の取扱説明書 - 毛の生えたようなもの」を読んで思ったこと。リンク先の内容ではなく「毛の生えたようなもの」という言葉に関して。

「心臓に毛が生えた」といった言い方の場合は、非常に度胸があるとかあつかましいといった性質を現すようです。実際に心臓に毛が生えているのではないので、ある種の比喩と考えられます。毛の生えている物はそうでない場合よりも丈夫で、毛の生えている心臓は丈夫である。そして、心臓と心に関連があると考えられていたことから丈夫な心臓が丈夫な心を意味しているのでしょう。逆に、ガラスの心臓という場合は繊細であるとか度胸が無いといった意味になるようです。

一般的に「○○に毛の生えた物」と言った場合は、○○よりも少しだけ良いものであるという意味でしょう。どちらかというと謙遜する場合に使われることが多いようです。ヘビに足を生やすと蛇足となって、あっても無駄か無いほうが良いものになりますが、毛はあったほうが良いみたです。この「毛の生えた物」という表現の語源を考えると、多少下品であるというようなことをだいぶ前に読んだ記憶があります。たしかマンガの「エスパー魔美」に出てきたのだったか。他には新聞紙の対角線の長さが約1メートルだというのもこのマンガで読んで知りました。