逮捕される場合

はてなブックマークで紹介されていたhttp://ssig33.tumblr.com/post/57231203/5の「殺人 - 5歳の娘と買い物しに行ったら逮捕された俺がきましたよっと...」に関して。

5歳の娘と買い物しに行ったら逮捕された俺がきましたよっと
3時間拘束されて執拗にほんとの事を吐けと脅され、駆けつけた嫁に証明してもらって解放された

http://ssig33.tumblr.com/post/57231203/5

詳しい状況がわからないと何とも言えない部分もあるけれども、犯罪の早期発見と抑制、子供の安全を考えた場合に一見ひどいと思われる行動にも意味はあるのかなとも考えました。自転車に乗っていて、職務質問と自転車の確認をされる場合がありますが、普段は面倒だとおもっていても自分の自転車が盗難にあった場合には考えが変わるのではないでしょうか。
子供連れの場合にも、自分の子供が行方不明になった場合を考えると、少しでも不審な点があれば、いや不振な点など無くても一応確認して欲しいと思うのでは無いでしょうか。

少し前には、小学生を車に乗せて連れ回したとして逮捕された事件がありました。これは年齢的には親子とは考えにくいかもしれませんが、奥さんの連れ子かもしれません。
これは本人の希望があって車に乗せたみたいですが、保護者の承諾を得ないで勝手に連れて行くことは違法だし常識で考えても問題だと思います。

２６日、埼玉県で小学１年生の女児を１時間半にわたって車で連れ回したとして、２０歳の無職の男が現行犯逮捕されました。

http://news.tbs.co.jp/20081027/newseye/tbs_newseye3979918.html

保護者であっても問題がある場合もあります。保護者による児童虐待というのもあるし、極端な例としては母親が子供を家に軟禁していたというニュースもありました。こういった事件に対して、もっと早く対処できなかったのかという意見が出て、それは妥当ではあるのですが、事件が発生する以前に子供を強制的に引き離すなどの対応をした場合にはそこまですることはないのではといった非難が起こるであろうことが予想されます。

札幌市北区の女性（２１）が小学生の時から１９歳で保護されるまで約８年間にわたり、母親によって自宅に監禁状態に置かれていたことが毎日新聞の取材で分かった。小学６年から中学までの４年間で３日しか登校していなかった。女性が通った市立小中学校は監禁に気付かず、いずれも「不登校」として処理。市保健福祉部も別居中の父親から相談を受けながら具体的対応をとらなかった。【木村光則、大谷津統一、和田浩幸】

　関係者によると、女性は小学２年までは普通に登校していたが、３年から登校日数が減り、４、５年の登校日数は５０日前後に。６年で１日、中学も１年時に２日間登校しただけで２年時からは全く登校しなくなった。

　母親は、女性が小学３年のころから「娘が連れていかれる」などと話すようになり、登校後に連れ戻したり、家から動かないよう指示したりと、徐々に外出を許さなくなり、事実上の監禁状態になったという。母親は買い物などで時々外出していたらしい。一家は女性と両親の３人暮らしだったが、父親は不在がちで、女性が１７歳のころに別居した。

　小中学校の担任教諭が月数回の割合で自宅訪問したというが、母親に断られて様子を確認することはできなかったという。また、父親は０５年１月に保健福祉部の出先機関に相談したが、電話で助言を受けただけだった。

　０６年６月に、付近住民から「異臭がする」と警察に連絡があり、市が事実関係を調査。２カ月後の８月には児童相談所に虐待ではないかという問い合わせがあり、女性を保護した。発見時、筋力が弱まり自力では歩けない状態だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081030-00000012-mai-soci

具体的には、現在不登校中の子供がいる家庭を調査する。同意が得られなくても強制的に立ち入って調べる。
そして一時的に子供を別の場所で保護して、必要ならば恒久的に保護。保護者の精神に問題があれば入院させる。といったことが、今回起きた事件と同じようなことが発生するのを未然に防ぐ方法として考えられますが、あまり賛同を得られそうではありません。