Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

トポロジー対素因数分解

http://d.hatena.ne.jp/trivial/20120412/1334156472の「幼児が数分で解ける問題なら、大人なら数秒で解けるはず - 一本足の蛸」で取り上げられてた問題について。
以前に見たときはトポロジー的な解を考えたのですが、別の解もあるのではないかと思い直しました。


1=1
2=2
3=3
4=2×2
5=5
6=2×3
7=7
8=2×2×2
9=3×3


右辺は左辺を素因数分解したものです。
×の数に注目すると、


1 0個
2 0個
3 0個
4 1個
5 0個
6 1個
7 0個
8 2個
9 1個


となります。これは、リンク先で得られた解を説明できるだけでなく、不明だった4についても解が得られるという利点があります。また、数字ではなく数そのものの性質に基づいている点で、より普遍性が高い解法であるといえます。一、二、三という漢数字や、I、II、IIIというローマ数字であっても成立する、もっといえばモールス信号などでも関係ありません。ある数が素数であるかどうかや素因数分解の一意性は数の表記とは関係のない数の本質的な性質です。


難点としては、0は素因数分解できないことです。0は素数ではないし、素数の積で表すこともできません。
強いて考えれば、


0=a×0


とすることで、トポロジー的な解と同じ結果にすることが出来ます。aは任意の数で、どんな数であっても0をかければ0になるというこれまた普遍的な数の性質に基づいています。