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真のアナログテレビは存在するか

今の地デジに対して昔のテレビをアナログというけれど、静止画像の集まりであるという点からは時間軸で離散なデジタルであるとも考えられます。アナログなのは各静止画での色や明るさのデータだけです。これはフィルムの映画でも同じで、連続的な動きを各コマというデジタルで記録しています。

それでは時間軸でもアナログなテレビというのは考えられるでしょうか。音の記録ならば、マイクの信号を連続的に磁気テープなどの記録することができますが、映像の信号を連続的に記録といってもどうすればいいのでしょうか。

ある1点の明るさであれば音と同じように電気信号に変換してテープに記録することはできそうです。ではその点をたくさん集めれば連続的な画像になるのではと考えたのですが、その場合は画面がドットの集まりにしかなりません。つまり時間的にはアナログになるものの、画面の解像度の方がデジタルになってしまいます。

時間的にも連続で解像度でもアナログな画像の記録というのは出来ないものでしょうか。ひとつ思いついたのは次元を下げることで、1次元の線のデータならばフィルムに連続的に記録することができるだろうというものです。スリットカメラというのが、そいう線のデータを連続的に1枚の写真に記録しています。
1次元のデータを連続的に記録するのに2次元のフィルムが使えるなら、2次元の画像データを記録するのには3次元のフィルムのようなものがあればいいことになります。
そういう何かがみつかれば、真のアナログテレビも夢ではありません。